国家主導で開発された複雑なサイバースパイ型ツールキット「Gauss」発見(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2026.01.13(火)

国家主導で開発された複雑なサイバースパイ型ツールキット「Gauss」発見(カスペルスキー)

ロシアKasperskyは、同社ラボが中東のユーザを標的とする新たなサイバー脅威「Gauss」を発見したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー)は8月10日、ロシアKasperskyが8月9日に公開したリリースの抄訳として、Kaspersky Labが中東のユーザを標的とする新たなサイバー脅威「Gauss」を発見したと発表した。発見のきっかけは、サイバー兵器がもたらすリスクを軽減し、全世界のサイバー空間における平和を目指す調査活動。この活動は、Flameの発見を受け国際電気通信連合(ITU)が中心となって実施しているもの。Gaussの攻撃の大半はレバノンで行われており、約2,500台のPCを感染させた。

Gaussは、国家主導で開発された複雑なサイバースパイ型ツールキットであり、感染したマシンからブラウザのパスワード、オンラインバンキングのログイン情報、cookie、そして特定の設定データをはじめとした個人情報を盗むよう設計されている。オンラインバンキングを狙うトロイの木馬機能には、既知のサイバー兵器とは異なる独自の特徴があるという。GaussはStuxnetやFlameで行われたように、LNKの脆弱性を利用してUSBメモリを感染させる。ただし、その感染プロセスはこれまでのマルウェアより進化している。特定の状況下において、Gaussはドライブの「ウイルス駆除」を行ったり、収集した情報をリムーバルメディア内の隠しファイルに保存することができる。また「Palida Narrow」と呼ばれるフォントをインストールするが、その目的はまだ判明していない。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 宅地建物取引士証の交付時に誤った顔写真を貼り付け

    宅地建物取引士証の交付時に誤った顔写真を貼り付け

  2. 埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

    埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

  3. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  4. EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

    EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

  5. TOKAIコミュニケーションズ提供の「OneOffice Mail Solution」に不正アクセス、個人情報漏えいの可能性

    TOKAIコミュニケーションズ提供の「OneOffice Mail Solution」に不正アクセス、個人情報漏えいの可能性

ランキングをもっと見る
PageTop