仙台地区がトップ、関東地区と中京地区が防災グッズ所有率が高い(ビデオリサーチ) | ScanNetSecurity
2024.05.18(土)

仙台地区がトップ、関東地区と中京地区が防災グッズ所有率が高い(ビデオリサーチ)

 ビデオリサーチは、8月28日、全国主要7地区で実施しているACR調査より、東日本大震災後に実施された最新結果を用いて、防災グッズの所有率をまとめた。仙台地区は7地区でトップ。関東地区と中京地区も防災グッズ所有率が高いという結果が明らかになった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
防災グッズ所有率
防災グッズ所有率 全 2 枚 拡大写真
 ビデオリサーチは、8月28日、全国主要7地区で実施しているACR調査より、東日本大震災後に実施された最新結果を用いて、防災グッズの所有率をまとめた。仙台地区は7地区でトップ。関東地区と中京地区も防災グッズ所有率が高いという結果が明らかになった。

 同調査は関東・関西・中京・福岡・札幌・仙台・広島の全国7地区の男女12~69歳が対象。調査によると仙台地区が37%でもっとも防災グッズの所有率が高い。次いで関東地区の32%、中京地区の28%と続き、関西地区は16%、福岡地区・札幌地区・広島地区は11%となった。

 仙台での所有率の高さには、やはり東日本大震災の影響が大きいようだ。震災時に多くの帰宅難民を出したり、計画停電が実施されたりした関東でも、震災の影響を体感したため防災意識が高まったと思われる。

 被災地から比較的遠い中京は、30年以上前から想定されている東海地震に備えた、日頃からの防災意識の高さがうかがえるといえる。

 昨年の東日本大震災から比較的遠い関西、福岡、札幌、広島では、所有率は低めで2割に満たない。関西では1995年に阪神・淡路大震災に遭遇しているものの、16年以上が経過して経験が風化したり、震災後新たに転入者が増えたためではないかとされている。

 今後も日本では、あらゆる地域で地震が起こり得ることが予測されている。改めて、防災への備えなど意識を高める必要がありそうだ。

 なお、総務省消防庁HPが紹介している、非常用持ち出し袋に最低限入れておいたほうがよい防災グッズは、印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水。

全国主要地区の防災グッズ所有率、仙台がトップ……西日本では所有率低い

《勝田 綾@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  5. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  6. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  7. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  8. NRIセキュア 研修コンテンツ「セキュアEggs」基礎編オンデマンド提供、30日間アクセス可

    NRIセキュア 研修コンテンツ「セキュアEggs」基礎編オンデマンド提供、30日間アクセス可

  9. DHCP のオプション 121 を利用した VPN のカプセル化回避の問題、VPN を使用していない状態に

    DHCP のオプション 121 を利用した VPN のカプセル化回避の問題、VPN を使用していない状態に

  10. runc におけるコンテナ内部からホスト OS への侵害が可能となるファイルディスクリプタ情報漏えいの脆弱性(Scan Tech Report)

    runc におけるコンテナ内部からホスト OS への侵害が可能となるファイルディスクリプタ情報漏えいの脆弱性(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る