適切なセキュリティ対策をモニタリングで導き出す--統合リスク管理レポート(ラック) | ScanNetSecurity
2024.05.21(火)

適切なセキュリティ対策をモニタリングで導き出す--統合リスク管理レポート(ラック)

ラックは、「統合リスク管理レポート vol.04『セキュリティ対策の“現実解”はモニタリングから導き出す~どこまでやれば良いのか? 対策実装の前に評価実装~』」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
株式会社ラックは9月21日、「統合リスク管理レポート vol.04『セキュリティ対策の“現実解”はモニタリングから導き出す~どこまでやれば良いのか? 対策実装の前に評価実装~』」を公開した。本レポートは、同社のセキュリティコンサルティングチームが、過去の実績と経験を元に「今必要なセキュリティ対策」の在り方をレポートとしてまとめたもの。今回は、標的型攻撃など新たな脅威に対する対応が急務でありつつも、その対策をどこまで施せば良いのか、どれだけ予算を投じれば良いのか。その答えを行政や業界、経営陣以外のステークホルダーが明確に提示してくれはしないとして、解決の糸口を導き出すために企業を取り巻く環境の変化に対応する3つコントロール「事業計画」「生産管理」「リスクコントロール」の中で、「事業計画」と「リスクコントロール」のバランスを目的とし、「モニタリング」というキーワードで課題解決を検証している。

レポートでは、同社がこれまでIT統制成熟度評価を実施してきた案件の中で、特徴的な企業Aを例に説明している。評価レーダーチャートから実態を導き出し、この状態をチャートマップに整理した結果、顕在化した問題として「情報システム部門業務の手戻り」「運用部門の疲弊」「コスト削減の対象は人件費になりやすい」などがあり、本来なら業務効率を目的としたはずのIT導入が結果的に運用の現場を苦しめる原因となっていることがわかった。これらをコントロールするために「モニタリング」を提案し、「モニタリングサイクル」での課題解決を検証している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  2. バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

    バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

  3. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  4. Log4Shell のような経験はもう二度としない ~ SSVC が搭載された FutureVuls を活用し、現実的な脆弱性管理を実現 [株式会社マイナビ]

    Log4Shell のような経験はもう二度としない ~ SSVC が搭載された FutureVuls を活用し、現実的な脆弱性管理を実現 [株式会社マイナビ]PR

  5. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  6. メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

    メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

  7. 日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

    日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

  8. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  9. ジョイフル本田「THE GLOBE・OLD FRIEND オンラインショップ」に不正アクセス、3,958 件のカード情報漏えいの可能性

    ジョイフル本田「THE GLOBE・OLD FRIEND オンラインショップ」に不正アクセス、3,958 件のカード情報漏えいの可能性

  10. アメリカでは「祖父母詐欺」

    アメリカでは「祖父母詐欺」

ランキングをもっと見る