IEのゼロデイ攻撃と「尖閣諸島」の関連性--脅威レポート(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.04.09(木)

IEのゼロデイ攻撃と「尖閣諸島」の関連性--脅威レポート(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、2012年9月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。9月はIEの「緊急」の脆弱性が公開されパッチが提供されるまでの4日間、ユーザがゼロデイ攻撃の脅威にさらされた。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ユーザを悪意あるサイトに誘導するテクニック
ユーザを悪意あるサイトに誘導するテクニック 全 1 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は10月4日、2012年9月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。9月度の脅威状況では、9月18日にMicrosoftのWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」の脆弱性(CVE-2012-4969)が公表され、22日に修正プログラム(MS12-063)が公開されるまでの4日間、ユーザは「ゼロデイ攻撃」の脅威にさらされていた。同社では18日、すでにこの脆弱性を利用した不正なWebサイトを複数確認していた。これらの一部の不正Webサイトに接続すると、最終的にバックドア型不正プログラム「BKDR_PLUGX」が仕掛けられる。

確認された不正サイトのひとつは、URLに「尖閣諸島」のニュースを想定させる「senkaku」という文字列と国内テレビ局名が含まれていた。これは話題のニュースでユーザの興味を引く意図があったと推測される。また、不正Webサイトにアクセスした後で正規のMicrosoftのWebサイトを表示することで、攻撃に気づかれにくい工夫がされていたほか、正規サイトを改ざんし、該当の不正なHTMLファイルが埋め込まれた事例も確認されている。

日本国内の不正プログラム検出状況では、4位から9位の6種はJavaの脆弱性などを利用してWeb経由で感染する「ZACCESS」関連の不正プログラムであった。これらは全世界でも7、8、9位となっている。日本国内の問い合わせ状況では、ランキングの1、2位は「TROJ_PIDIEF.RLIA」「EXPL_PDF4155.A」で検出するPDFファイルへの問い合わせであった。ファイル自体によるユーザへの深刻な実被害はないものの、Adobeの脆弱性に対するエクスプロイトコードを含むため検出される。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 町役場へ「USBメモリを拾得したのでお返しします」と綴った手紙(ただし USB は同封されず)

    町役場へ「USBメモリを拾得したのでお返しします」と綴った手紙(ただし USB は同封されず)

  2. 20万2,581件のスパムメール送信の可能性 ~ 国交省「子育てエコホーム支援事業」事務事業者 博報堂が利用するメールサーバに不正アクセス

    20万2,581件のスパムメール送信の可能性 ~ 国交省「子育てエコホーム支援事業」事務事業者 博報堂が利用するメールサーバに不正アクセス

  3. NEC Aterm シリーズに複数の脆弱性

    NEC Aterm シリーズに複数の脆弱性

  4. 経産省中部経済産業局、産学官連携によるサイバーセキュリティ人材育成と地域定着の仕組み構築に向けた実証事業を開始

    経産省中部経済産業局、産学官連携によるサイバーセキュリティ人材育成と地域定着の仕組み構築に向けた実証事業を開始

  5. 撮影と投稿は医療従事者としてあってはならないこと ~ 看護師が自分の電子カルテ画面を Instagram に投稿

    撮影と投稿は医療従事者としてあってはならないこと ~ 看護師が自分の電子カルテ画面を Instagram に投稿

ランキングをもっと見る
PageTop