2012年9月の詐欺被害は認知件数、被害総額ともに前月より増加(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.05.09(木)

2012年9月の詐欺被害は認知件数、被害総額ともに前月より増加(警察庁)

警察庁は、2012年9月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
警察庁は10月22日、2012年9月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、9月の振り込め詐欺の認知件数は605件(8月は407件)で、このうち573件が既遂(同380件)、被害総額(既遂のみ)は13億2,987万円(同9億8,352万円)、検挙件数は166件(同139件)、検挙人員は60名(同95名)と、前月より増加した。オレオレ詐欺では、認知件数が305件(同226件)、このうち279件(同205件)が既遂、被害総額は9億591万円(同6億5,493万円)、検挙件数は108件(同109件)、検挙人員は51名(同79名)と、前月より件数や被害総額は増加した。

架空請求詐欺の認知件数は152件(同92件)で、このうち146件(同86件)が既遂、被害総額は2億3,544万円(同2億3,515万円)、検挙件数は22件(同10件)、検挙人員は7名(同15名)と件数が大幅に増加した。形態別で見ると、前月に引き続き「有料サイト利用料金等名目」が86件(同30件)で最も多かった。このほか融資保証金詐欺が31件(同29件)で被害総額5,660万円(同2,653万円)、還付金等詐欺が117件(同60件)で被害総額1億3,192万円(同6,692万円)などとなっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  5. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  8. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  9. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  10. 経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

    経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

ランキングをもっと見る