ビッグデータ事業を強化し新クラウドサービスの販売を開始、第一弾として「不審者監視セキュリティサービス」を提供(NEC) | ScanNetSecurity
2024.04.29(月)

ビッグデータ事業を強化し新クラウドサービスの販売を開始、第一弾として「不審者監視セキュリティサービス」を提供(NEC)

 日本電気(NEC)は7日、「ビッグデータ」事業を強化、企業がビッグデータ分析の試行や本格利用を迅速・低コストで開始できる、新クラウドサービスの販売を開始した。

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 日本電気(NEC)は7日、「ビッグデータ」事業を強化、企業がビッグデータ分析の試行や本格利用を迅速・低コストで開始できる、新クラウドサービスの販売を開始した。

 NECでは、「顔画像解析」「行動分析」「インバリアント(不変性)分析」「異種混合学習」「テキスト含意認識」といった独自の先進技術を組み込み、データ収集・加工・蓄積・分析の一連を行う「ビッグデータ基盤」を開発し、NECのデータセンターに構築したという。今回、この「ビッグデータ基盤」に、さまざまな用途に適したアプリケーションを乗せ、クラウドサービスとして提供するものだ。

 第一弾として、国内初のクラウドサービスとなる「顔認証技術活用マーケティングサービス」「不審者監視セキュリティサービス」の2つ、さらに「テレマティクスサービス」という、市場ニーズの高い計3種の分析クラウドサービスを発売した。今後は、順次サービスメニューを拡充する予定。

 「顔認証技術活用マーケティングサービス」は、店舗等に設置するカメラに映った人物の年齢・性別を推定し、来店日時と併せて継続的に蓄積することで、来店者の年齢・性別・リピート数などの軸で傾向を分析できるサービス。「不審者監視セキュリティサービス」は、カメラ映像からリアルタイムに人物検出して、自動的に特徴をデータベースに登録、不審者を検索するサービス。不審者が特定エリアに入ったときから監視を開始し、事案発生の前に検知・事前警告などによる防犯措置を行う。「テレマティクスサービス」は、蓄積されたプローブデータからユーザーごとの行動パターンを分析し、時刻・ユーザー位置などを組み合わせてユーザーの行動を予測するサービスで、クルマからの生データを用いた情報配信や、安全運転度・エコドライブ度合いを判定するサービスなどを提供する

 なお、本年7月から提供している、NECの専門要員が実データを使って最適な分析・活用方法を立案する「ビッグデータディスカバリープログラム」においても、この「ビッグデータ基盤」を活用。これにより、データ分析期間を最大50%短縮することが可能となる見込みだ。

NEC、ビッグデータ事業を強化……新基盤を構築、分析クラウドサービス3種を第一弾発売

《冨岡晶@RBB TODAY》

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