JRE/JDKの既知の脆弱性を悪用する攻撃を確認、ターゲットは国内組織(日本IBM) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

JRE/JDKの既知の脆弱性を悪用する攻撃を確認、ターゲットは国内組織(日本IBM)

日本IBMは、JRE/JDKの脆弱性を悪用するドライブ・バイ・ダウンロード攻撃を実際に行っているサイトの存在をTokyo SOCにおいて確認したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
本脆弱性を悪用する不正なJarファイルをダウンロードさせようとする不正なHTMLファイルの一例
本脆弱性を悪用する不正なJarファイルをダウンロードさせようとする不正なHTMLファイルの一例 全 2 枚 拡大写真
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は11月12日、JRE/JDKの脆弱性を悪用するドライブ・バイ・ダウンロード攻撃を実際に行っているサイトの存在をTokyo SOCにおいて確認したと発表した。この脆弱性は、2012年10月に脆弱性情報(Oracle Java SE Critical Patch Update Advisory - October 2012)が公開されたもの。確認の結果、攻撃が有効であり、実際にアクセスすることでランサムウェアに感染するリスクがある。

現在のところTokyo SOCでは、国内組織をターゲットにしたこの脆弱性を悪用する攻撃は確認していない。しかし、実際の攻撃がすでに行われていることから、今後インターネット全体に攻撃が広がることが予想されるため、注意が必要としている。攻撃のターゲットとなる脆弱性は「JRE/JDK 7 update 7および、それ以前のバージョン」「JDK/JRE 6 Update 35 およびそれ以前のバージョン」であり、最新バージョンのJRE/JDKでは攻撃の影響を受けることはない。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop