Facebookユーザの8割以上が「プライバシーが気になる」--ユーザ調査(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

Facebookユーザの8割以上が「プライバシーが気になる」--ユーザ調査(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、「Facebookの利用実態調査」を発表した。多くのFacebookユーザが友人とのコミュニケーションで楽しんでいる一方で、プライバシーに関する懸念を抱いており、実際にトラブルを経験している実態が明らかになった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
Facebookに登録している情報
Facebookに登録している情報 全 6 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は11月27日、「Facebookの利用実態調査」を発表した。本調査は、Facebookを利用中のユーザ(18歳から49歳までの男女)312名を対象にWebアンケートにより11月9日から11月11日まで実施したもの。調査結果によると、利用状況では89.7%のFacebookユーザが実名を登録しており、その他にも出身地(69.6%)、居住地(66.7%)、学校(62.5%)と、多くのユーザが複数のプライバシー情報を登録している。Facebookへの印象については、74.4%のユーザがFacebookを「楽しいサービス」と評価し、78.6%が「今後も使い続ける」と回答している一方で、83.7%のユーザが「Facebookを使う上でプライバシーが気になる」と回答している。

Facebook利用上の経験については、63.1%が「『友達』承認したくない相手から、『友達』申請がきた」経験があり、33.1%のユーザは「Facebookに投稿した情報が知られたくない相手に見られていた」経験をしている。Facebook上のトラブルや人間関係のストレスを避けるための対策としては、トラブルを避ける対策として半数程度のユーザが「個人情報は最小限しか登録しない(53.5%)」や、「自分が記事や写真・動画を投稿する際は不特定多数にみられてもよいレベルしか投稿しない(49.4%)」を実施している一方で、Facebookのプライバシー設定を活用しているユーザは34.6%にとどまった。Facebookのプライバシー設定について、85.6%のユーザは「設定方法が分かりづらい」または「やや分かりづらい」と回答し、78.5%のユーザは「設定が面倒である」または「やや面倒である」と感じていることがわかった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop