「Apple QuickTime」の任意のコードが実行される脆弱性の検証レポート(NTTデータ先端技術)
NTTデータ先端技術は、Windows上で動作する「Apple QuickTime」のTeXMLファイルの処理の不備により任意のコードが実行される脆弱性(CVE-2012-3752)に関する検証レポートを公開した。
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検証は、Windows XP SP3およびQuickTimeバージョン 7.7.2を検証ターゲットシステムとして実施した。ターゲットシステム上のQuickTimeで、悪意のあるユーザが作成したTeXMLファイルを開かせることで、攻撃コードを実行させる。それによって、ターゲットシステムにおいて任意のコードを実行させる。ターゲットシステムは、悪意のあるユーザが用意したホストに制御が誘導される。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するもの。これにより、リモートからターゲットシステムが操作可能となる。検証の結果、誘導先のコンピュータ(Ubuntu)のコンソール上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示され、ターゲットシステムの制御の奪取に成功した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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