日本人を標的にしたマスターカードを偽ったフィッシングサイトを多数確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

日本人を標的にしたマスターカードを偽ったフィッシングサイトを多数確認(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロは12月20日、日本人を標的にしていると思われる、マスターカードを偽ったフィッシングサイトを多数確認したことを公表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
アクセスすると表示される入力画面の例
アクセスすると表示される入力画面の例 全 3 枚 拡大写真
 トレンドマイクロは12月20日、日本人を標的にしていると思われる、マスターカードを偽ったフィッシングサイトを多数確認したことを公表した。

 それによると、12月に入ってから、マスターカードを偽ったフィッシングサイトの驚異的な増加が確認されており、19日12時時点で、152件のサイトが確認されたという。正規機関のサイトに偽装したフィッシングサイトで、URL末尾のパターンは31種類に集約され、いずれも「mastercard.○○/account.php」という名称が用いられていた。

 また当該フィッシングサイトに利用されているドメインの数は34件で、1つのドメインに対して複数サーバを用意してフィッシングサイトを設置していると見られる。ドメイン別に分析すると、「.com」が131件、「.org」が9件、「.pl」が8件、「.uk」が3件、「.biz」が1件となっており、アメリカ国内の他、ドイツ、オランダ、フランス、ポーランドに、サーバは設置されている模様だ。

 トレンドマイクロがそのうちのいくつかを分析したところ、19日現在、1つのURLへのアクセス件数で多いもので53件、合計988件のアクセスを確認しており、複数のユーザが被害に遭っている可能性が考えられると指摘している。またアクセスの99%が日本国内から行われていることが確認されており、サイト画面も日本語表示されていることから、クリスマス、年末に向けてクレジットカードを使っての買い物が増えることに着目して日本国内のユーザに対して攻撃が行われている可能性が考えられるとしている。

日本人を標的にした、マスターカードのフィッシングサイトが大量発生中

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop