【Interop 2013】端末の中を仮想的に分離し必要なアプリケーション、ビジネス領域のみを企業が管理(F5ネットワークス) | ScanNetSecurity
2024.05.16(木)

【Interop 2013】端末の中を仮想的に分離し必要なアプリケーション、ビジネス領域のみを企業が管理(F5ネットワークス)

 F5ネットワークスは、同社のBYODソリューションをBYOD 2.0として紹介していた。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
F5のステージ
F5のステージ 全 4 枚 拡大写真
 F5ネットワークスは、同社のBYODソリューションをBYOD 2.0として紹介していた。

 現状のBYOD 1.0は、個人で購入した端末をすべて企業の管理下に置くこと。これにより、ユーザーは数個の業務アプリケーションをスマートフォンで使う場合にも完全に管理されてしまい、転籍、転職の際には、個人所有であるにもかかわらず端末の中身が全部消えてしまうといった問題点が発生する。管理者にとっても、たとえば個人の写真など業務に関係のない部分に会社の帯域を使わなければならずコストがかかる。

 これに対して、BYOD 2.0は必要なアプリケーションのみ、ビジネス領域のみを管理するというもの。つまり端末の中を仮想的に分離してしまうものだ。これにより、会社の文書を個人端末にコピーしたりといったことを制御し、ガバナンスやセキュリティを保っていく。管理するには何らかの実装が必要になってくるが、目玉となっているのがアプリケーションをラップでくるむイメージの“Wrapper”機能だ。一方で、企業から非常に多くの要望がでていたというのが、アプリケーションストアだ。従来のアップルやGoogleなどのようなストアではなく、企業内のサーバにストアを立ててそこからアプリケーションを配信したいというニーズが多いという。同ソリューションでは、このニーズにも対応している。

【Interop 2013 Vol.63(動画)】個人端末をビジネスで利用するBYOD 2.0……F5が提案

《編集部@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  2. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  3. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

  4. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  5. 東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

    東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

  6. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  7. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  8. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  9. 太陽光発電施設向け遠隔監視機器「SolarView Compact」にサイバー攻撃、対策の実施を強く推奨

    太陽光発電施設向け遠隔監視機器「SolarView Compact」にサイバー攻撃、対策の実施を強く推奨

  10. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

ランキングをもっと見る