日本におけるセキュリティ脅威が急増(エフセキュア) | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

日本におけるセキュリティ脅威が急増(エフセキュア)

エフセキュアは、日本におけるセキュリティ脅威が年末へ向けて急増しているとして、注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
エフセキュアによる発表
エフセキュアによる発表 全 1 枚 拡大写真
エフセキュア株式会社は10月15日、日本におけるセキュリティ脅威が年末へ向けて急増しているとして、注意喚起を発表した。同社が検知した件数は、年初からの9カ月間で2倍に達している。マルウェアでは、バックドアを仕掛ける「トロイの木馬」型のBandookが最も多く検知されている。BandookはWindows 2000、XP、2003、Vista、7を含むWindows NTファミリーに感染し、リモートアクセスを可能にして画面キャプチャやキーボード入力のログ詐取といった悪意のある機能を備える。

また過去にConfickerとして知られていたDownadupのふたつのファミリーが二位と三位を占めており、日本でのWindows XP、2000、2003が引き続き大きな脅威にさらされている。一方、日本ではJavaエクスプロイトのMajavaファミリーが、検知されたエクスプロイトのトップ五位を占めている。さらにJREの脆弱性「CVE-2013-1493」と「CVE-2013-2471」を悪用する、他のふたつのエクスプロイトにも注意が必要としている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  5. 大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

    大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

ランキングをもっと見る
PageTop