複数製品で使用される「ICU」にDoSの脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

複数製品で使用される「ICU」にDoSの脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、複数製品で使用されている「International Components for Unicode(ICU)」にDoSの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
ICUによるアップデート情報
ICUによるアップデート情報 全 1 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月31日、複数製品で使用されている「International Components for Unicode(ICU)」にDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した(初出は10月30日)。

複数の製品が使用しているICUには、Unicode文字列を扱うためのライブラリで、C言語向けの「ICU4C」とJava言語向けの「ICU4J」が提供されている。ICU4Cには、競合状態(race condition)に起因するDoSの脆弱性(CVE-2013-0900)が存在する。この脆弱性が悪用されると、想定される影響は製品によって異なるが、リモートの攻撃者によってDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop