「CIIREX 2013」が終了、インシデントの予兆を見過ごさないなど認識(NISC) | ScanNetSecurity
2024.05.08(水)

「CIIREX 2013」が終了、インシデントの予兆を見過ごさないなど認識(NISC)

NISCは、重要インフラにおける分野横断的演習「CIIREX 2013」の実施結果について発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
NISCによる発表
NISCによる発表 全 1 枚 拡大写真
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は12月9日、重要インフラにおける分野横断的演習「CIIREX 2013」の実施結果について発表した。本年度で8回目となる分野横断的演習は12月10日に開催され、重要インフラ事業者をはじめとする61組織212名が参加した(前回は42組織148名)。本年度は、複数の情報セキュリティインシデント予兆が検知される中、大規模な情報セキュリティインシデントが発生し、複数分野においてサービスへの影響が発生することにより、一部分野におけるサービスへの影響が他分野にも波及し、多くの重要インフラ事業者等において、インシデントの防止や被害最小化、あるいは事業継続のための原因調査・復旧対応が迫られる事態を想定した演習を実施した。

演習後の意見交換会において、「見過ごしがちであるインシデントの予兆に対して、日頃より対応できるよう留意すること」「複数の業務システムが一斉にダウンすることを想定し、復旧の優先順位を決めておくこと」「インシデントの影響範囲に応じて、取るべき対策や実施する体制をあらかじめ検討しておくこと」「自社において経験の無い大きなインシデントに発生した場合においても、他社の対応を参考に自社の取組みに反映し、適切な対応を行うこと」などが重要であるとの意見が参加機関から出された。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  5. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  8. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  9. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  10. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

ランキングをもっと見る