クラウドサービス利用時における注意点を解説(IPA) | ScanNetSecurity
2024.05.10(金)

クラウドサービス利用時における注意点を解説(IPA)

 IPA(情報処理推進機構)技術本部セキュリティセンターは4日、今月の呼びかけ「知らない間に情報を外部に漏らしていませんか? ~ クラウドサービスを利用する上での勘所 ~」を公開した。クラウドサービス利用時における注意点を説明している。

製品・サービス・業界動向 業界動向
様々なクラウドサービスの例
様々なクラウドサービスの例 全 4 枚 拡大写真
 IPA(情報処理推進機構)技術本部セキュリティセンターは4日、今月の呼びかけ「知らない間に情報を外部に漏らしていませんか? ~ クラウドサービスを利用する上での勘所 ~」を公開した。クラウドサービス利用時における注意点を説明している。

 それによると、インターネット上のクラウドサービスとしては、オンラインストレージが一般的だが、それ以外にも、ウェブメール、スケジュール共有、動画共有といったものがある。一般的には、外出先などどこからでも利用できる、端末を身軽にできるといった利点があげられる。さらには、オンライン翻訳やIMEなども、“意識せず使っているクラウドサービス”だ。

 一方で、データを事業者のサーバー上に預けるため、データの共有範囲の設定を誤ったり、万が一事業者側のシステムが不正アクセスに遭ったりすると、預けていた情報が流出する恐れがある。また、本来外部に出してはいけない情報であっても、利用者の気が付かないうちに外部に送信されてしまうこともある。2013年末には、Baidu IMEのクラウド機能が問題となった。

 そのためIPAでは、個人情報や組織の機密情報などを扱う際には、事業者のクラウド機能における情報の取扱いや利用範囲などを充分に確認することが重要だとしている。また、業務においてクラウドサービスを利用する際には、事前調査や準備を行い、効果的に利用できる条件を整えることで、安全にクラウドサービスを活用するよう呼びかけている。

“意識せず使っている”クラウドサービスの見直しを……IPAが解説

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  5. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  6. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  7. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  8. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  9. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  10. 経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

    経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

ランキングをもっと見る