クラウドサービス利用時における注意点を解説(IPA) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

クラウドサービス利用時における注意点を解説(IPA)

 IPA(情報処理推進機構)技術本部セキュリティセンターは4日、今月の呼びかけ「知らない間に情報を外部に漏らしていませんか? ~ クラウドサービスを利用する上での勘所 ~」を公開した。クラウドサービス利用時における注意点を説明している。

製品・サービス・業界動向 業界動向
様々なクラウドサービスの例
様々なクラウドサービスの例 全 4 枚 拡大写真
 IPA(情報処理推進機構)技術本部セキュリティセンターは4日、今月の呼びかけ「知らない間に情報を外部に漏らしていませんか? ~ クラウドサービスを利用する上での勘所 ~」を公開した。クラウドサービス利用時における注意点を説明している。

 それによると、インターネット上のクラウドサービスとしては、オンラインストレージが一般的だが、それ以外にも、ウェブメール、スケジュール共有、動画共有といったものがある。一般的には、外出先などどこからでも利用できる、端末を身軽にできるといった利点があげられる。さらには、オンライン翻訳やIMEなども、“意識せず使っているクラウドサービス”だ。

 一方で、データを事業者のサーバー上に預けるため、データの共有範囲の設定を誤ったり、万が一事業者側のシステムが不正アクセスに遭ったりすると、預けていた情報が流出する恐れがある。また、本来外部に出してはいけない情報であっても、利用者の気が付かないうちに外部に送信されてしまうこともある。2013年末には、Baidu IMEのクラウド機能が問題となった。

 そのためIPAでは、個人情報や組織の機密情報などを扱う際には、事業者のクラウド機能における情報の取扱いや利用範囲などを充分に確認することが重要だとしている。また、業務においてクラウドサービスを利用する際には、事前調査や準備を行い、効果的に利用できる条件を整えることで、安全にクラウドサービスを活用するよう呼びかけている。

“意識せず使っている”クラウドサービスの見直しを……IPAが解説

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop