総合サーバセキュリティ対策製品の新版を発表、VMware NSXとに連携可能に(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

総合サーバセキュリティ対策製品の新版を発表、VMware NSXとに連携可能に(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、総合サーバセキュリティ対策製品の新バージョン「Trend Micro Deep Security 9.5」を2015年1月7日より受注開始すると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
連携イメージ
連携イメージ 全 1 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は10月30日、総合サーバセキュリティ対策製品の新バージョン「Trend Micro Deep Security(Deep Security)9.5」を2015年1月7日より受注開始すると発表した。Deep Securityは、サーバのセキュリティに求められる多様な機能(脆弱性対策、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリティログ監視、ウイルス対策)をひとつのソリューションとして実装した総合サーバセキュリティ対策製品。

新バージョンでは、VMwareが提供するネットワーク仮想化およびセキュリティプラットフォームであるVMware NSXと新たに連携できるようになった。VMware NSXでは、セキュリティ対策を定義する範囲を各バーチャルマシン(VM)単位にまで最小化することができる。Deep Security 9.5では、万一サーバに不正侵入されても、VMware NSXにて定義される各VM内に被害を抑えることで、他のVMへの被害拡散を防止する。

さらにVDI環境の運用時など、ウイルスを検出した各VMを一時的に隔離セグメントに自動隔離したのち、ウイルス検索を実施し、復旧後に元のセグメントに戻すという運用が可能となる。VMware NSXと連携した自動化された対策により、ウイルス感染サーバの対処をIT管理者が工数のかかる手作業で行う必要がなくなり、セキュリティ運用上の課題を低減できるとしている。また、Deep Securityにて保護されているVMで検出したインシデント情報をVCOPS上で可視化することが可能になったほか、対応OSも追加されている。同社は本製品により、来年1年間で売上15億円を目指す。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop