Hacker in the Rye ハッカーの夢見た社会 第2回「スノーデンと内部告発」
スノーデンはアメリカを愛し、愛国的であるからこそ、母国が行っている非民主的な監視行為やプライバシー侵害が許せなかったのである。これは、ウィキリークスにイラク戦争関連の情報を提供し逮捕された、ブラッドリー・マニング上等兵とも共通する。
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● NSAの盗聴暴露
事の発端は2013年6月、英ガーディアン紙や米ワシントン・ポスト紙がNSA(米国家安全保障局)極秘で開発した監視プログラム「PRISM」の存在をはじめとして、一連の実態を暴露した。暴露したのは中央情報局(CIA)で働いた後にNSAとの提携企業で働き、当時現職で実際のNSAの現場を知り尽くしていたエドワード・スノーデン(1983~)である。
暴露内容はすさまじい…
※本記事はScan有料版に全文を掲載しました
(塚越健司)
プロフィール
1984年生まれ。学習院大学非常勤講師。専攻は情報社会学、社会哲学。
著書に『ハクティビズムとは何か』『「統治」を創造する(編著)』『日本人が知らないウィキリークス(共著)』など多数。TBSラジオ『荒川強啓デイ・キャッチ!』月曜ニュースクリップ担当としてレギュラー出演中。
《塚越健司》
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