2014年にカスペルスキーがブロックした攻撃は62億件、前年より10億件増加(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

2014年にカスペルスキーがブロックした攻撃は62億件、前年より10億件増加(カスペルスキー)

カスペルスキーは、2014年におけるサイバー脅威の状況の総括を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
数字で見る2014年
数字で見る2014年 全 2 枚 拡大写真
株式会社カスペルスキーは1月15日、2014年におけるサイバー脅威の状況の総括を発表した。これはKaspersky Lab のグローバル調査分析チーム(Global Research and Analysis Team:GReAT)によるもので、2014年はユーザのコンピュータやモバイルデバイスに対する悪意のある攻撃が大幅に増加しただけでなく、金融関連のマルウェアがさらに進化したとしている。また、Web攻撃のベクトルには変化がみられた。2013年はWeb攻撃の大半が米国とロシアの悪質なWebリソースを使って行われていたが、2014年は米国、ドイツ、オランダが上位を占めている。

2014年、同社はコンピュータやモバイルデバイスに対する62億件の悪意ある攻撃をブロックした。この数は2013年に比べて10億件の増加となっており、コンピュータユーザの38%が1年間に少なくとも1回のWeb攻撃を受けたことになる。OS Xを狙った攻撃は370万件ブロックされており、Macユーザは平均して1年間に9件の脅威に遭遇したことになる。Android端末を狙った攻撃は140万件ブロックされており、2013年の4倍となった。新規に発見されたモバイルマルウェアの数は295,500で2013年の2.8倍。モバイルバンキング型トロイの木馬は12,100種が検知され、2013年の9倍にあたる。また、Android端末に対する攻撃の53%で、金銭を狙うSMS型やバンキング型などのモバイル型トロイの木馬が使用された。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

ランキングをもっと見る
PageTop