サイバー犯罪者同士が互いを攻撃するケースを確認、「APT戦争」の兆しか(カスペルスキー)
カスペルスキーは、サイバー犯罪者同士が互いを攻撃するという極めて珍しいケースを確認したと発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
アジア太平洋地域の組織を攻撃するサイバースパイグループであるNaikonの活動を調査する中で、スピア型フィッシングメールに添付された悪意あるファイルによって、Naikonがシステムへの感染を試みる攻撃をしていた組織のうちのひとつが、Naikonの活動を突き止めていたという事実がアナリストの目に留まったという。HellsingはNaikonグル―プの正体を突き止めたのち、同グループに関する情報を収集しようとしていたと考えられるとしている。Kaspersky Labでは、これがサイバー犯罪活動における新たなトレンド、標的型攻撃(APT)戦争の兆しであるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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