5月の特殊詐欺状況を発表、全体的な減少傾向に(警察庁) | ScanNetSecurity
2025.10.29(水)

5月の特殊詐欺状況を発表、全体的な減少傾向に(警察庁)

警察庁は、2015年5月の「特殊詐欺認知・検挙状況等について」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
認知件数の推移
認知件数の推移 全 2 枚 拡大写真
警察庁は7月1日、2015年5月の「特殊詐欺認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、5月の特殊詐欺の認知件数は1,090件(3月は1,174件)で、このうち振り込め詐欺の認知件数は987件(同1,062件)で、このうち906件が既遂(同967件)、被害総額(既遂のみ)は27億2,928万円(同33億8,693万円)、検挙件数は297件(同255件)、検挙人員は169名(同168名)であった。オレオレ詐欺では、認知件数が517件(同568件)、このうち453件(同497件)が既遂、被害総額は13億8,071万円(同16億8,369万円)、検挙件数は129件(同118件)、検挙人員は73名(同81名)となった。

架空請求詐欺の認知件数は300件(同279件)で、このうち284件(同257件)が既遂、被害総額は11億6,333万円(同14億6,229万円)、検挙件数は83件(同65件)、検挙人員は50名(同62名)となっている。形態別で見ると、「有料サイト利用料金等名目」が112件、「訴訟関係費用等名目」が13件、「情報購入代金等名目」が9件であった。このほか融資保証金詐欺が21件(同40件)で被害総額2,119万円(同3,957万円)、携帯電話端末詐欺が36件(同21件)などとなっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  2. 生保営業社員が解約手続に元営業社員を同席させ顧客情報を漏えい

    生保営業社員が解約手続に元営業社員を同席させ顧客情報を漏えい

  3. 野村證券の委託先企業が利用するクラウドサービスに不正アクセス

    野村證券の委託先企業が利用するクラウドサービスに不正アクセス

  4. 15,210 名分の初診アンケート記入の個人情報が漏えいした可能性 ~ 整体・マッサージ店の PC に不正アクセス

    15,210 名分の初診アンケート記入の個人情報が漏えいした可能性 ~ 整体・マッサージ店の PC に不正アクセス

  5. 今日もどこかで情報漏えい 第41回「2025年9月の情報漏えい」不正持ち出し情報を入手して特殊詐欺グループに提供 上流下流すべて真っ黒

    今日もどこかで情報漏えい 第41回「2025年9月の情報漏えい」不正持ち出し情報を入手して特殊詐欺グループに提供 上流下流すべて真っ黒

ランキングをもっと見る
PageTop