サイバー戦争の犬たち - Dogs of Cyberwar 第一部サイバー戦争とはなにか 第1回「開戦のない戦争」 | ScanNetSecurity
2026.08.17(月)

サイバー戦争の犬たち - Dogs of Cyberwar 第一部サイバー戦争とはなにか 第1回「開戦のない戦争」

従来なら自国領土が攻撃を受ければ、それはほとんど宣戦布告であり、先制攻撃とみなされた。サイバー攻撃は「見えない攻撃」であり、「領土という概念のない空間」から発生しているため、誰がどうやって攻撃し、どんな被害が発生したのかを特定できないケースも少なくない。

特集 特集
サイバー戦争の犬たち - Dogs of Cyberwar 第一部サイバー戦争とはなにか 第1回「開戦のない戦争」
サイバー戦争の犬たち - Dogs of Cyberwar 第一部サイバー戦争とはなにか 第1回「開戦のない戦争」 全 2 枚 拡大写真
サイバー軍需企業=サイバー戦争の犬たちについて、計5回の集中連載を開始するに当たり、最初に申し上げておきたいことがある。

「戦争」と聞くと、「自分には関係ない」と考えてしまう方も多いだろう。しかし、サイバー戦争においては、民間企業が経済的被害を受ける攻撃は少なくない。

アメリカの Sony Pictures Entertainment 社がサイバー攻撃を受けた事件に対して、アメリカ政府は北朝鮮の仕業と断定、報復措置を高じた。サイバー戦争が始まったとする報道も散見される。

従来のリアル世界なら自国領土が他国政府から攻撃を受ければ、それはほとんど宣戦布告のようなものであり、先制攻撃とみなされただろう。サイバー攻撃は、「見えない攻撃」であり、「領土という概念のない空間」から発生しているために、誰がどうやって攻撃し、どんな被害が発生したのかを特定できないケースも少なくない。

●民間企業の身近に存在するサイバー戦争とサイバー戦争の犬たち

そのため既存の戦争の概念に囚われているとわかりにくい。とはいえ国家同士が互いにサイバー攻撃を仕掛けている現在の状況は、サイバー戦争と呼んでも差し支えないだろう。後述のように、わざわざ宣戦布告してサイバー攻撃を始めるような国はないのだ。サイバー攻撃が、「見えない攻撃」であるのと同じで、サイバー戦争は「見えない戦争」なのだ。

《一田 和樹》

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. アスクルへのランサムウェア攻撃、外部への漏えいの可能性を否定できない個人情報を追加で特定

    アスクルへのランサムウェア攻撃、外部への漏えいの可能性を否定できない個人情報を追加で特定

  2. 連絡先情報が窃取されフィッシングメール大量送信 ~ 取引先を偽装したフィッシングメールのリンクを講談社社員がクリック

    連絡先情報が窃取されフィッシングメール大量送信 ~ 取引先を偽装したフィッシングメールのリンクを講談社社員がクリック

  3. GMOサイバーセキュリティ byイエラエ「地方公共団体向けペネトレーションテスト・パッケージ」の提供

    GMOサイバーセキュリティ byイエラエ「地方公共団体向けペネトレーションテスト・パッケージ」の提供

  4. イエラエと Flatt のエンジニアが参加するチーム Blue Water が DEF CON 34 CTF Finals でついに世界 1 位獲得

    イエラエと Flatt のエンジニアが参加するチーム Blue Water が DEF CON 34 CTF Finals でついに世界 1 位獲得

  5. リチェルカセキュリティが防衛装備庁から指名停止

    リチェルカセキュリティが防衛装備庁から指名停止

ランキングをもっと見る
PageTop