標的型攻撃/DDoS攻撃 徹底比較 [ホワイトペーパー抄録] | ScanNetSecurity
2026.05.19(火)

標的型攻撃/DDoS攻撃 徹底比較 [ホワイトペーパー抄録]

被害者としては、自分が攻撃の対象になるかどうか、攻撃された際、どのような被害が発生するのか、という点に注目するだろう。攻撃者としては、特定のターゲットを攻撃する動機、攻撃に要する労力(コスト)、得られるものが重要になる。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
リスクから考えた標的型攻撃とDDoS攻撃の比較
リスクから考えた標的型攻撃とDDoS攻撃の比較 全 1 枚 拡大写真
標的型攻撃に端を発する大規模な情報漏えい事件に、テレビや一般紙までが大騒ぎする事態になっている。

標的型攻撃では、知的財産や機密情報を標的に、特定の企業や組織を狙って、高度にカスタマイズされたマルウェアを用い、長期間継続的な攻撃が徹底的に行われる。

その一方で、セブン銀行のインターネットバンキングや大手証券会社などが、 DDoS 攻撃を受けていたことが 7 月に明らかになっている。複数の報道によれば、セブン銀行には、攻撃停止と引き替えに、ビットコインによる金銭を支払う脅迫が届いていたという。

本レポートでは、いまあえて DDoS に再度注目し、その基礎から最近の傾向まで、その背景を考える。

被害者としては、自分が攻撃の対象になるかどうか、攻撃された際、どのような被害が発生するのか、という点に注目するだろう。攻撃者としては、特定のターゲットを攻撃する動機、攻撃に要する労力(コスト)、得られるものが重要になる。そのポイントから標的型攻撃とDDoS攻撃を比較してみる(表 1)。

攻撃者の動機と必要とされるコストを考えると、顧客にインターネットを経由したサービスを提供している企業の場合、DDoS攻撃を受ける機会は、標的型攻撃を受ける機会よりも多いと想定される。標的型が、一度狙われたら確実に致命傷を負う攻撃であるのに対し、DDoSは誰もが狙われる危険のあり、かつ、標的型と同じ機会損失という具体的な金銭的損害が生じる、より身近な攻撃であることがわかる。さらに、攻撃者側にとっては「手軽」な攻撃なのだからやっかいだ。

今後も、標的型攻撃対策の強化は進むだろう。第二の被害者 - つまり漏えい事件の「加害者」にならないためだ。すると当然、攻撃者は、対策強度が弱いポイントを狙っていくことになる。標的型攻撃とDDoS攻撃、いずれかひとつを選択すべきではないが、ともに考慮していくべき脅威であることは間違いない。

※本稿は「Scan ホワイトペーパーアーカイブ」収録の「Webサーバ管理者なら知っておきたいDDoSの話」の抄録記事です

《ScanNetSecurity》

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. デンソーグループのイタリア・モロッコ拠点に不正アクセス

    デンソーグループのイタリア・モロッコ拠点に不正アクセス

  2. Webメール「Active!mail」に海外IPアドレスからDDoS攻撃

    Webメール「Active!mail」に海外IPアドレスからDDoS攻撃

  3. Windows DNS クライアントにリモートでコードが実行される脆弱性

    Windows DNS クライアントにリモートでコードが実行される脆弱性

  4. 中学校教員 コインロッカーの鍵かけ忘れ 端末と鍵 盗難被害

    中学校教員 コインロッカーの鍵かけ忘れ 端末と鍵 盗難被害

  5. 今日もどこかで情報漏えい 第48回「2026年4月の情報漏えい」“非表示シート Excel 警察” 待望論

    今日もどこかで情報漏えい 第48回「2026年4月の情報漏えい」“非表示シート Excel 警察” 待望論

ランキングをもっと見る
PageTop