現実社会を闊歩する「Cisco 製のルータの侵害」を発見~悪者をシステムに侵入させる、感染済みのデバイスが 4 つの国で捕らえられる(The Register) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

現実社会を闊歩する「Cisco 製のルータの侵害」を発見~悪者をシステムに侵入させる、感染済みのデバイスが 4 つの国で捕らえられる(The Register)

ルータを侵害する戦術は現在のところ珍しいが、今後はより一般的になるかもしれないと FireEye は警告している。「SYNful Knock の発見は、ルータのイメージを利用した攻撃の、まさに氷山の一角だ」

国際 TheRegister
企業や政府のネットワークをハッキングするための先進的な試みの一部として、1 ダース以上のルータが現実的に侵害を受けていたことが分かった。それらの侵害は、すべて Cisco のキットを標的としていた。

それは以前、理論的なリスクでしかないと考えられていた脅威だったが、FireEye/Mandiant が発見した「マルウェアに感染させられたルータ」は、その脅威があまりにリアルだったことを示している。

バックドアを埋め込まれたルータは、標的のネットワークへの足場を攻撃者に提供する。それにより彼らは、他のホストやバックエンドシステムへの踏み台攻撃(stepping-stone attack)を開始することができる。

どのようなルータの技術でも攻撃の対象となる可能性はあったが、FireEye/Mandiant によって発見された「現実世界での感染」は、すべてが Cisco 製のデバイスで起きていた。Mandiant チームは 14 のルータへの侵入行為(それは SYNful Knock と呼ばれている)の実例を、ウクライナ、フィリピン、メキシコ、インドの 4 か国の全域で発見した。

《ScanNetSecurity》

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