「ISC Kea DHCP サーバ」にDoS攻撃を受ける脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、ISCが提供する「ISC Kea DHCP サーバ」にDoSの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Kea 0.9.2」「Kea 1.0.0-beta」には、kea-dhcp4 サーバではデバッグレベル40以上でログ出力している場合、kea-dhcp6 サーバではデバッグレベル40以上でログ出力している場合に、DoSの脆弱性(CVE-2015-8373)が存在する。この脆弱性が悪用されると、攻撃者が細工した不正なパケットを送信することで、IPv4およびIPv6のDHCPサービスを提供しているISC Kea DHCPサーバを停止させることが可能となる。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/