1万円の罰金を要求する日本語表示に対応したAndroid版ランサムウェアが国内に流入(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.10.27(火)

1万円の罰金を要求する日本語表示に対応したAndroid版ランサムウェアが国内に流入(トレンドマイクロ)

 パソコンの中のデータを勝手に暗号化し、「元に戻したいなら身代金を払え」と要求するウイルス「ランサムウェア」。ここ数年国内でも何度か話題となっていたが、ついにスマホでも初確認された。

脆弱性と脅威 脅威動向
「AndroidOS_Locker」の身代金要求メッセージの表示例
「AndroidOS_Locker」の身代金要求メッセージの表示例 全 4 枚 拡大写真
 パソコンの中のデータを勝手に暗号化し、「元に戻したいなら身代金を払え」と要求するウイルス「ランサムウェア」。ここ数年国内でも何度か話題となっていたが、ついにスマホでも初確認された。

 トレンドマイクロによると、Android版ランサムウェア「AndroidOS_Locker」が国内に流入していることが、この3月に確認された。「AndroidOS_Locker」は、Androidのランサムウェアとしては、初めて日本語表示に対応しており、法務省(MINISTRY OF JUSTICE)を騙り身代金を要求してくるという。「AndroidOS_Locker」は、暗号化は行わず、スマホを操作不能にして人質にする「端末ロック型ランサムウェア」となっている。このランサムウェアは1万円の「罰金」を、iTunesギフトカードで支払うよう要求してくる。

 支払いを要求する画面では、ユーザーが犯罪者であるかのように、端末のキャリアやIPなどの情報も表示してくる。これはワンクリック詐欺でも見られる、典型的なやりくちだ。一方で「残り時間は、罰金を支払います」などの不自然な表現が残っており、自動翻訳などを使って、日本語に対応した様子がうかがえる。

 このランサムウェアが、どのようにして拡散しているのかは、現在のところ不明だ。ただ、「System Update」というアプリに見せかけて、「Google Play」以外でアプリを配布していると推定されている。「System Update」として、さまざまな権限を要求するメッセージに要注意だ。

 「AndroidOS_Locker」は、海外でも流通しており、たとえばアメリカでは「CYBER POLICE」を名乗りアメリカ国旗を表示するなど、表示を切り替えるとのこと。なお、ランサムウェアに感染した場合、Androidをセーフモードで起動することで、ランサムウェアの起動を抑止し、アンインストール可能になる場合があるようだ。

スマホを人質に日本語で脅迫するランサムウェア、ついに国内初登場

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. リゾートトラストのウェブサイトに不正アクセス、約 26,000件の会員情報が漏えい

    リゾートトラストのウェブサイトに不正アクセス、約 26,000件の会員情報が漏えい

  2. 楽天モバイルで支払い証明書が第三者に閲覧される可能性、脆弱性診断テストで判明

    楽天モバイルで支払い証明書が第三者に閲覧される可能性、脆弱性診断テストで判明

  3. 「焼肉きんぐ」公式アプリ会員管理システムに不正アクセス、1,078万8,963件の個人情報が漏えい

    「焼肉きんぐ」公式アプリ会員管理システムに不正アクセス、1,078万8,963件の個人情報が漏えい

  4. 「タイムズカー」への不正アクセス、本人確認書類画像データが漏えいした顧客に 3,000円相当を見舞いとして支払い

    「タイムズカー」への不正アクセス、本人確認書類画像データが漏えいした顧客に 3,000円相当を見舞いとして支払い

  5. Microsoft Defender におけるアップデート処理の妨害によりサービス停止が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

    Microsoft Defender におけるアップデート処理の妨害によりサービス停止が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る
PageTop