金融系サイバー攻撃が増加、バンキング型トロイの木馬の作成者たちが協力(カスペルスキー)
カスペルスキーは、「Kasperskyサイバー脅威レポート:2016年4月~6月」を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
金融系のサイバー攻撃は1,132,031件にのぼり、前四半期から15.6%増加した。増加の要因として、バンキング型トロイの木馬「Gozi」と「Nymaim」 の作成者達が協力していることを挙げている。バンキング型トロイの木馬は、ハッキングや偽サイト、スパムメールなどで感染し、オンラインバンキングの公式ページを装った偽のサイトから口座情報やパスワード、クレジットカード情報など個人情報の窃取を試みる。
金融系マルウェアの攻撃を最も多く受けた国はトルコで、カスペルスキー製品ユーザの3.45%が攻撃に遭遇してる。以下、ロシア(2.9%)、ブラジル(2.6%)と続いており、ブラジルはオリンピック、パラリンピックの開催もあり、第3四半期は件数が増加すると予想している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/