複数のAndroid機器のソフトのOTAに、root権限で任意コード実行の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

複数のAndroid機器のソフトのOTAに、root権限で任意コード実行の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、Ragentek製のAndroidソフトウェアにおけるOTAアップデートに、root権限で任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月18日、Ragentek製のAndroidソフトウェアにおけるOTA(Over-The-Air)アップデートに、root権限で任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.1。

複数の機器に実装されているソフトウェア(図参照)には、rootkitのような挙動を示すOTAがあり、これらは暗号化された通信を行わないため、中間者(man-in-the-middle)攻撃によってroot権限で任意のコマンドを実行される可能性がある(CVE-2016-6564)。JVNでは、開発者や配布元が提供するアップデートを確認するよう呼びかけている。また、対策アップデートを適用するまでの間は、信頼できないネットワークやWi-Fiアクセスポイントに接続しないことで、本脆弱性の影響を回避できるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

ランキングをもっと見る
PageTop