「Webアプリケーション脆弱性診断ガイドライン」を公開、手動診断を定義(JNSA、OWASP Japan)
JNSA、ISOG-Jのセキュリティオペレーションガイドラインワーキンググループと、OWASP Japan主催の共同ワーキンググループである「脆弱性診断士スキルマッププロジェクト」は、「Webアプリケーション脆弱性診断ガイドライン」を公開した。
製品・サービス・業界動向
新製品・新サービス
同プロジェクトでは、システムのリリース前に脆弱性の有無を調査し、問題点の修正を行う脆弱性診断の一連の営みの重要性が高まっている反面、Webアプリケーションの脆弱性診断については、保有すべき具体的なスキルマップが関係者間で統一されておらず、脆弱性診断を行う技術者やサービス事業の力には差違が見られるとしている。
また、Webアプリケーションの脆弱性診断は、自動診断ツールだけでは不十分であるとし、手動診断補助ツールの併用が望ましい。しかし、手動診断は脆弱性診断士の経験やスキルによる診断能力の差違がある。そこで同プロジェクトでは、最低限必要な診断項目や手順を定義することで、一定レベルの手動診断による脆弱性診断を行うことができる「Webアプリケーション脆弱性診断ガイドライン」を作成、公開した。ガイドラインは無償でダウンロードできる。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
「MACHATT ONLINE STORE」に不正アクセス、16,093名のカード情報が漏えい
-
PayPayカードで指定信用情報機関への信用情報を誤登録、与信判断に影響
-
国産パブリッククラウド「ニフクラ」に不正アクセス、公表されたロードバランサーの脆弱性を悪用
-
京都で不動産業を行う長栄のサーバに不正アクセス、現時点で顧客関連情報の流出は確認されず
-
二重チェックでも気付けず、会員専用サイト「レジナビ」内のメッセージに個人情報含むCSVファイル添付
-
2022年9月以降はe-Govで「SSL3.0」「TLS1.0」「TLS1.1」を利用禁止
-
しまむらのネットワークに不正アクセス、犯罪者集団の増長を招くことを考慮し情報開示は最低限に
-
PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも
-
順天堂医院の医師が電車内にパソコンを置き忘れ紛失、所属長から厳重注意
-
実践的サイバー防御演習「CYDER」の2022年度の申込み受付を開始