「Nessus」にWebブラウザ上で任意のJavaScriptを実行される脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Tenable Network Security, Inc.が提供する「Nessus」にXSSの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Nessus 6.8.0、6.8.1、6.9.0、6.9.1、6.9.2」には、ユーザ権限でログインした攻撃者によってコンテンツを埋め込まれる、格納型のXSSの脆弱性(CVE-2017-2122)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のJavaScriptを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、開発者によると別のXSSの脆弱性(CVE-2017-5179)も発見されているが、最新版「Nessus 6.9.3」で合わせて修正されているという。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》