農林水産省の電子納品チェックシステムに任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、農林水産省が提供する電子納品チェックシステム(農林水産省農業農村整備事業版)のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「電子納品チェックシステム(農林水産省農業農村整備事業版)平成26年3月版(Ver.8.0.001.001)[平成28年5月31日更新]およびそれ以前」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-2188)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》