マルウェア侵入の検知を高精度化するAI技術を開発、侵入前後の違いを検知(富士通研究所)
富士通研究所は、マルウェア侵入の検知を高精度化するAI技術を開発したと発表した。
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この技術は、同社が開発したグラフ構造のデータを学習し分類できるDeep Tensor技術を、時系列の特徴を学習できるように拡張し、高精度な侵入検知を実現するAI技術。テンソルと呼ばれる数学表現を複数用意し、異なる時間などに記録されたログ上の特徴を学習し、さらに特徴(テンソル表現)間の関係もディープラーニングで学習することにより、時系列ログデータの中の関係性の高い特徴群を抽出して、判別することを可能にした。同社では、2017年度中に、人の行動履歴を用いたマーケティングなどサイバーセキュリティ以外の分野に向けて、Zinraiの技術として製品化を目指すとしている。
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