多少の意識変化はみられるものの、依然として85%がパスワードを使い回す(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロは、「パスワードの利用実態調査 2017」の結果を発表した。
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調査結果によると、回答者の85.2%がパスワードを使い回していることが判明した。前回(2014年)の調査では93.1%だったため、7.9ポイント減少しているが、いまだに高い割合を占めている。また、使い回すパスワードの数は、前回の調査では56.4%を占めていた「2~3種類」が41.4%に減少し、「4~5種類」「6種類以上」が増加していることから、パスワード管理への意識に多少の変化がうかがえるとしている。
パスワードを使い回す理由については、「異なるパスワードを設定すると忘れてしまう」(69.7%)、「異なるパスワードを考えるのが面倒」(45.3%)などと、前回の調査とほぼ同じ結果となり、異なるパスワードを設定することへの課題が浮き彫りになっている。パスワードの管理方法では「手帳やノートにメモする」がもっとも多く(44.7%)、「書いたり、保存せずに覚えておく」(26.4%)が続いた。
同社では、パスワードの使い回しを防ぐために、複数のパスワードを自動的に生成する機能や、ひとつのマスターパスワードで複数のID・パスワードを管理できる機能を持つパスワード管理ツールなどを活用することが有効な対策としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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