最大2,855件の顧客情報流出を新たに確認(ポルシェ ジャパン) | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

最大2,855件の顧客情報流出を新たに確認(ポルシェ ジャパン)

ポルシェ ジャパン株式会社は4月9日、同年2月26日に公表した委託先サーバーへの不正アクセスによる顧客情報流出について、最終報告を発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 5 枚 拡大写真
ポルシェ ジャパン株式会社は4月9日、同年2月26日に公表した委託先サーバーへの不正アクセスによる顧客情報流出について、最終報告を発表した。

同社では、不正アクセスにより流出した顧客情報の範囲を特定し、再発を防止するために、データフォレンジックを専門とする外部機関に追加調査業務を委託し3月30日に調査結果を受領。その結果、2月26日に公表した初動調査で確認できなかった顧客情報の流出が今回新たに確認されたとのこと。

新たに確認されたのは、2012年から2016年の期間に同社WEBサイトからポルシェスポーツドライビングスクール(PSDS)の資料請求をされたユーザー、及び2017年4月から2018年1月の期間、同社WEBサイトからPSDSのメールマガジンに登録したユーザーのデータベースから最大2,855件のメールアドレス、ハッシュ化されたパスワードが流出の可能性があるという。2月26日発表時のものも含めて最大31,574件の顧客情報の流出の可能性があるとのこと。

同社では、再発防止策として委託先のWebアプリケーションの修正を実施し、当該攻撃への対策としてIPAが推奨する対策が実施されていることが今回の調査より確認されたとのこと。

また不正アクセスを行った第三者の特定は、ログをもとに調査しているが特定には至っていないとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  9. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  10. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

ランキングをもっと見る