「ESET NOD32」など複数製品に、DLL読込起因の任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、キヤノンITソリューションズが提供する複数の製品のインストーラにDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
・ESET Smart Security Premium
・ESET Internet Security
・ESET Smart Security
・ESET NOD32アンチウイルス
・DESlock+ Pro
・CompuSec (パッケージ製品以外の全プログラム)
これらの製品には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0649)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》