マルウェア検出数が半減、フィッシング詐欺もサービス化--上半期レポート(キヤノンITS) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

マルウェア検出数が半減、フィッシング詐欺もサービス化--上半期レポート(キヤノンITS)

「PhaaS」と呼ばれるフィッシング詐欺のサービスについて、キヤノンITSのマルウェアラボのマネージャーでありシニアセキュリティリサーチャーである石川堤一氏が説明した。

脆弱性と脅威 脅威動向
キヤノンITSのマルウェアラボのマネージャーでありシニアセキュリティリサーチャーである石川堤一氏
キヤノンITSのマルウェアラボのマネージャーでありシニアセキュリティリサーチャーである石川堤一氏 全 10 枚 拡大写真
キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は8月24日、2018年上半期の「マルウェアレポート」を発表した。同レポートは、同社が提供するセキュリティ製品「ESETシリーズ」のユーザデータをフィードバックしたもの。レポートに関して、同社のマルウェアラボのマネージャーでありシニアセキュリティリサーチャーである石川堤一氏が説明を行った。

レポートによると、マルウェアの検出数が2017年下半期から激減し、約半数となった。特に「Locky」などのダウンローダーとして使われていた「VBS形式」のマルウェアがほとんど見られなくなった。もっとも多く検出されたのは「JavaScript形式」であるが、その内訳も大きく変化している。コインマイナーは前期比330%、リダイレクタは同270%と大幅に増加している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop