OracleがJavaをアップデート、Java SE 8の商用ユーザは特に注意(JPCERT/CC、IPA)
IPAは、「Oracle Java の脆弱性対策について(CVE-2018-11212等)」を発表した。JPCERT/CCも、「2019年 1月 Oracle 製品のクリティカルパッチアップデートに関する注意喚起」を発表している。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Oracle 社が提供する「JRE(Java Runtime Environment)」は、Javaプログラムを実行するためのソフトウェア実行環境。JREの脆弱性が悪用されると、任意のコードが実行され、コンピュータを制御される可能性がある。IPAでは、攻撃された場合の影響が大きい脆弱性であることが同社からアナウンスされているため、できるだけ早急に修正プログラムを適用するよう呼びかけている。
対象となる製品およびバージョンは次の通り。
・Oracle Java SE 11.0.1
・Oracle Java SE 8 Update 192
・Oracle Java SE Embedded 8 Update 191
・Oracle Java SE 7 Update 201
なお、同社から商用ユーザに向けた Java SE 8 アップデート・リリースは2019年1月をもって終了すると案内されている。Java SE 8の商用ユーザは、サポート・ロードマップ別ウィンドウで開くを確認し、最新バージョンへのアップデート等を検討するよう呼びかけている。