「Adobe ColdFusion」に任意のコードを実行される脆弱性(JPCERT/CC)
JPCERT/CCは、「Adobe ColdFusionの脆弱性(APSB19-14)に関する注意喚起」を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Adobe ColdFusion」は、ソフトウェアの開発に使われるアプリケーションフレームワーク。次のバージョンには、攻撃者がファイルアップロードの制限を回避してWebから閲覧可能なディレクトリにファイルをアップロードすることができる脆弱性(CVE-2019-7816)が存在する。結果として、攻撃者がColdFusion の実行ユーザの権限において任意のコードを実行する可能性がある。
対象となるバージョンは次の通り。
・Adobe ColdFusion 2018 Update 2 およびそれ以前
・Adobe ColdFusion 2016 Update 9 およびそれ以前
・Adobe ColdFusion 11 Update 17 およびそれ以前
アドビによると、すでに本脆弱性を悪用した攻撃の報告を受けている。また、アドビから脆弱性を修正した最新バージョンが提供されているので、早急なアップデートを呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》