OneDriveほかファイル共有サービス悪用増加、給与管理部門標的のなりすましも(ファイア・アイ) | ScanNetSecurity
2025.12.05(金)

OneDriveほかファイル共有サービス悪用増加、給与管理部門標的のなりすましも(ファイア・アイ)

ファイア・アイは、2019年1月から3月までの13億通のEメールを対象とし分析した「FireEye Eメール脅威レポート」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ファイア・アイ株式会社は7月23日、2019年1月から3月までの13億通のEメールを対象とし分析した「FireEye Eメール脅威レポート」を公開した。レポートによると、この四半期には「なりすましを用いたフィッシング攻撃」「URLベース攻撃における暗号化されたHTTPSの悪用」「クラウド上のファイル共有サービスを標的とした攻撃」の3つの分野で攻撃が増加した。

フィッシング攻撃は、前四半期から17%増加。なりすましの対象となった企業の約30%をマイクロソフトが占め、OneDrive、Apple、PayPal、Amazonがそれぞれ6~7%を占めた。URLベースの攻撃は、引き続き添付ファイルを用いた手法を上回っている。特に、HTTPSを使用した不正URLが前四半期と比較して26%増加したことに注目している。

クラウドベースの攻撃では、Dropboxを筆頭にWeTransfer、Google Drive、OneDriveなど人気ファイル共有サービスに投稿された悪意あるファイルのURLが劇的に増加した。レポートではこのほか、給与管理部門とサプラインチェーンを標的とした新しいなりすまし攻撃が増加している。手口としては、BEC(ビジネスメール詐欺)とほぼ同様となる。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  2. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  3. メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

    メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

  4. 木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

    木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

  5. 測定器メーカーならではのセキュリティとは(東陽テクニカ)[Security Days Spring 2018]

    測定器メーカーならではのセキュリティとは(東陽テクニカ)[Security Days Spring 2018]PR

ランキングをもっと見る
PageTop