Apache HTTP Web Server 2.4系アップデート、複数の脆弱性に対応(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Apache Software Foundationが提供する「Apache HTTP Web Server 2.4系」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
影響を受けるバージョンと脆弱性は次の通り。
・Apache HTTP Web Server 2.4.41 より前のバージョン
mod_proxy のエラーページに限定的なクロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2019-10092)
mod_rewrite に潜在的なオープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2019-10098)
mod_http2 に h2 コネクション切断時における解放済みメモリ読み込みの脆弱性(CVE-2019-10082)
mod_http2 にメモリ破壊の脆弱性(CVE-2019-10081)
mod_http2 に h2 worker 枯渇によるサービス運用妨害(DoS)攻撃の脆弱性(CVE-2019-9517)
mod_remoteip にスタックバッファオーバーフローおよび NULL ポインタ逆参照の脆弱性(CVE-2019-10097)
The Apache Software Foundationでは、複数の脆弱性に対応した最新版「Apache HTTP Web Server 2.4.41」を公開している。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》