「改ざんサイト」は2019年8月から急増、検索結果から誘導(デジタルアーツ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

「改ざんサイト」は2019年8月から急増、検索結果から誘導(デジタルアーツ)

デジタルアーツは、改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年分)を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年)
改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年) 全 1 枚 拡大写真
デジタルアーツ株式会社は1月16日、改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年分)を公開した。改ざんサイトとは、Webサイト管理者が意図しない状態に変更され、サイバー攻撃等に利用されるWebサイトのこと。同社の製品ユーザ保護のために蓄積したデータベースから分析を行っている。

分析結果によると、2019年全体で4,632件の改ざんサイトを検知し、特に12月が851件で最多を記録した。改ざん内容でもっとも多かったのは、「検索エンジン経由でアクセスした際に偽ショッピングサイトへリダイレクトされる」というケースであった。Webサイト管理者に発見されにくいため、偽ショッピングサイト詐欺による被害を拡大させる要因となっている。

今後の対策としては、2020年は東京オリンピックが開催されるため、改ざんサイトが検索結果の上位に表示されてしまい、公式サイトと誤認しチケットを購入してしまうといった被害が考えられる。Webサイト閲覧の際にいっそう注意が必要となるとともに、企業・団体のWebサイト管理者には、Webのセキュリティを再度確認することを勧めている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop