削除を困難にするトロイの木馬、Androidユーザの約1/4が影響(Dr.WEB)
Dr.WEBは、「Androidを狙う、削除が(ほぼ)不可能なトロイの木馬の新たな亜種」を確認したと発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向

同社の調査の結果、2015年に検出されたトロイの木馬ファミリーの新たな亜種「Android.Xiny」が確認された。この亜種は、インストール済みアプリケーションのapkファイルに変更不能な属性が追加され、「アプリケーションの削除」により削除が確認されても、apkファイルはそのまま残っており、デバイスの再起動後に再び出現する。
このトロイの木馬は、2015年にリリースされたAndroidのバージョン5.1以前のOSを標的にしているが、Androidユーザの約1/4がこれらのバージョンを使用している。発表では、「Android.Xiny」の分析結果について詳しく紹介するとともに、対策を呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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