Microsoft Windows においてインストール処理時におけるシンボリックリンク検証不備により任意のファイルの全権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.06.29(月)

Microsoft Windows においてインストール処理時におけるシンボリックリンク検証不備により任意のファイルの全権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

2020 年 2 月に、Microsoft Windows において、任意のファイルの全アクセス権限を取得することが可能となる脆弱性が公開されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
Microsoft Windows
Microsoft Windows 全 1 枚 拡大写真
◆概要

 2020 年 2 月に、Microsoft Windows において、任意のファイルの全アクセス権限を取得することが可能となる脆弱性が公開されています。脆弱性を悪用されてしまった場合は、特定のアカウントや管理者権限でしか操作できないファイルを悪意のあるものに上書きされてしまったり、閲覧されてしまったりする可能性があります。セキュリティ更新プログラムの適用によって対策してください。

◆分析者コメント

 管理者権限でしか操作できないようなファイルのアクセス権を得ることが可能となる脆弱性ですが、書き換えるファイルによっては管理者権限で任意のコードを実行することが可能であるため、権限昇格に悪用され得る脆弱性です。本記事執筆時点 (2020 年 2 月 18 日) で公開されているエクスプロイトコードは、ファイルのアクセス権限を掌握し内容を書き換えるのみですが、脆弱性の応用によって SYSTEM 権限でのコード実行まで可能となるため、早急に対策してください。

◆深刻度(CVSS)

[CVSS v3.1]
7.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2020-0683&vector=AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST

◆影響を受けるソフトウェア

 以下のバージョンの Microsoft Windows が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

  - Microsoft Windows 10
  - Microsoft Windows 10 Version 1607
  - Microsoft Windows 10 Version 1703
  - Microsoft Windows 10 Version 1709
  - Microsoft Windows 10 Version 1803
  - Microsoft Windows 10 Version 1809
  - Microsoft Windows 10 Version 1903
  - Microsoft Windows 10 Version 1909
  - Microsoft Windows 7 SP1
  - Microsoft Windows 8.1
  - Microsoft Windows RT 8.1
  - Microsoft Windows Server 2008 SP2
  - Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
  - Microsoft Windows Server 2012
  - Microsoft Windows Server 2012 R2
  - Microsoft Windows Server 2016
  - Microsoft Windows Server 2016 Version 1803
  - Microsoft Windows Server 2016 Version 1903
  - Microsoft Windows Server 2016 Version 1909
  - Microsoft Windows Server 2019


◆解説

 Microsoft Windows に、シンボリックリンクの偽装により、任意のファイルの全権限が掌握可能となる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

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