産業用機器向け「KUKA.Sim Pro」に予期せぬ動作を引き起こされる脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、KUKAが提供する産業用機器向けのシミュレーションおよびプログラミングソフトウェア「KUKA.Sim Pro」に通信チャネルで送信中のメッセージの整合性への不適切な強制の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「KUKA.Sim Pro Version 3.1」には、通信チャネルで送信中のメッセージの整合性への不適切な強制の脆弱性(CVE-2020-10635)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によってサーバから取得したシミュレーションモデルの整合性が失われる可能性がある。またこのモデルを実際の機器で使用した場合、予期せぬ動作を引き起こす可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。
関連記事
-
ManageEngine Desktop Central において FileStorage クラスにデシリアライズデータが注入可能な脆弱性(Scan Tech Report)
脆弱性と脅威 -
中国の APT グループによる COVID-19 関連の攻撃が観測 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]
脆弱性と脅威 -
検疫隔離に従わなければ発砲のフィリピン、新型コロナウイルスキャリア追跡アプリ開発(The Register)
国際 -
macOS 向け VMware ソフトウェアにおける SUID 設定の不備により管理者権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report)
脆弱性と脅威