インシデント報告、フィッシングサイトの割合は高止まりか(JPCERT/CC)
JPCERT/CCは、2020年1月1日から3月31日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。
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同四半期のインシデントの内訳は「フィッシングサイト」が69.7%、「スキャン」が12.9%となった。フィッシングサイトの報告件数は3,839件で、前四半期の3,700件から4%の微増となっている。前年度同期(1,753件)からは119%の増加である。内訳では、国内のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は894件で、前四半期の889件から1%増加。国外のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は2,474件となり、前四半期の1,749件から41%の増加となった。
活動概要では、「『ビジネスメール詐欺の実態調査報告書』を公開」「『マルウエア Emotet を検知するツール EmoCheck』を公開」「『Japan Security Analyst Conference 2020』を開催」「『制御システムセキュリティカンファレンス 2020』を開催」の4つをトピックに挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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