インシデント報告、フィッシングサイトの割合は高止まりか(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2025.12.24(水)

インシデント報告、フィッシングサイトの割合は高止まりか(JPCERT/CC)

JPCERT/CCは、2020年1月1日から3月31日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
インシデント報告関連件数
インシデント報告関連件数 全 4 枚 拡大写真
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月14日、2020年1月1日から3月31日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCに寄せられたインシデント報告件数は6,510件で、前四半期(5,189件)から25%増加した。年間の報告件数では、2019年は20,147件で、2018年の16,398件から23%増加している。

同四半期のインシデントの内訳は「フィッシングサイト」が69.7%、「スキャン」が12.9%となった。フィッシングサイトの報告件数は3,839件で、前四半期の3,700件から4%の微増となっている。前年度同期(1,753件)からは119%の増加である。内訳では、国内のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は894件で、前四半期の889件から1%増加。国外のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は2,474件となり、前四半期の1,749件から41%の増加となった。

活動概要では、「『ビジネスメール詐欺の実態調査報告書』を公開」「『マルウエア Emotet を検知するツール EmoCheck』を公開」「『Japan Security Analyst Conference 2020』を開催」「『制御システムセキュリティカンファレンス 2020』を開催」の4つをトピックに挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  2. バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

    バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

  3. 給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

    給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

  4. ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

    ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

  5. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop