IP-in-IPプロトコルにDDoS攻撃や情報漏えいなどを受ける脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2026.03.14(土)

IP-in-IPプロトコルにDDoS攻撃や情報漏えいなどを受ける脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、IP-in-IP プロトコルをサポートしている機器において、認証されていない攻撃者によって予期せぬ通信が行われてしまう問題が指摘されていると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月3日、IP-in-IP プロトコルをサポートしている機器において、認証されていない攻撃者によって予期せぬ通信が行われてしまう問題が指摘されていると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。当該プロトコルをサポートし、送信元や宛先アドレスの制御が適切に行われていない機器が影響を受ける。

IP-in-IP (IP Encapsulation within IP) は、RFC 2003で定義されたIPトンネリングのプロトコルで、IPパケットに別のIPパケットをカプセル化できることが特徴。IPSec VPNのトンネルモードに似ているが、IP-in-IPは通信内容を暗号化する機能を持たない。

このプロトコルでは、カプセル化を解除された内側のIPパケットはそのままルーティングテーブルを介して転送されるが、この際にIP-in-IPをサポートする機器で、送信元アドレスと宛先アドレスを明示的に制限せず、どのようなIPアドレスも許可するよう設定されている場合、想定していなかった宛先へパケットが送信され、反射型のDDoS攻撃に用いられたり、アクセス制限を回避するために悪用されたりする可能性がある。

JVNでは、アドバイザリのベンダ情報や、CERT/CC VU#636397 に掲載されている Vendor Informationを参照し、該当製品をアップデートするよう呼びかけるとともに、複数の対処方法についても紹介している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

    奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

  2. 誤操作の発覚を恐れて委託先社員がログから記録を削除・変更したことが原因 ~ JAL「手荷物当日配送サービス」システム障害

    誤操作の発覚を恐れて委託先社員がログから記録を削除・変更したことが原因 ~ JAL「手荷物当日配送サービス」システム障害

  3. 厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

    厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

  4. L2 スイッチでゼロトラストを実現、「セキュリティ予算」でなく「ネットワーク機器予算」で導入 ~ パイオリンクが語る超現実解

    L2 スイッチでゼロトラストを実現、「セキュリティ予算」でなく「ネットワーク機器予算」で導入 ~ パイオリンクが語る超現実解PR

  5. アドバンテストのネットワークに不正アクセス、ランサムウェア展開可能性

    アドバンテストのネットワークに不正アクセス、ランサムウェア展開可能性

ランキングをもっと見る
PageTop