国産Linux OS、最新の暗号へ対応しセキュリティ強化(サイバートラスト)
サイバートラスト株式会社は8月4日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)7.8をベースに開発したLinux OSの最新版「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4」を同日から提供開始すると発表した。
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MIRACLE LINUXは、2000年に日本オラクル株式会社などが設立したミラクル・リナックス株式会社が開発した国産LinuxOS。2014年にソフトバンク・テクノロジー株式会社がミラクル・リナックスを子会社化、その後2017年にサイバートラスト株式会社と合併した。
「Asianux Server(MIRACLE LINUX)」シリーズは同社が開発し提供する国産Linux OSで、基幹業務に求められる信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能で企業向けLinuxサーバ用途で培った実績を活かし、車載システムや産業用コンピュータ、各種アプライアンス製品など特定業務用機器への組込みにも採用され、累計15万本以上の出荷実績がある。
最新となる「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4」では、第10世代インテル Xeonプロセッサを含む最新世代のハードウェアへ対応、デバイスドライバの改善や最新の暗号への対応などセキュリティ強化を行っている。
「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4」は、日本語での技術サポートやパッチ提供などのリリースポリシーを確立しており、またRHEL 7.8向けハードウェア、RHEL 7.8向けに開発されたアプリケーションソフトウェアがそのまま動作可能という互換性が特長。
「MIRACLE LINUX Standard Pack」は1年で78,000円(税抜)から、「MIRACLE LINUX for VM Standard Pack」は1年で198,000円(税抜)から提供する。
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》