公開した動画に患者の名を呼ぶ声が含まれていたことが判明(神戸市立医療センター中央市民病院) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

公開した動画に患者の名を呼ぶ声が含まれていたことが判明(神戸市立医療センター中央市民病院)

独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院は8月12日、同院のWebサイト上に一部患者の個人情報が含まれた動画を公開したことが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 3 枚 拡大写真
独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院は8月12日、同院のWebサイト上に一部患者の個人情報が含まれた動画を公開したことが判明したと発表した。

これは8月8日午前1時24分に同院Webサイトに掲載した、新型コロナウイルス感染症患者への看護の様子や、同感染症病棟の様子を撮影した動画の一部に職員が患者1名の氏名を呼ぶ音声が含まれていたというもので、翌8月9日午前11時頃に、当該動画を視聴したユーザーから指摘があり発覚した。

同院では8月9日中に、当該動画を削除するとともに対象の患者に対し電話で経緯を説明し謝罪を行った。

同院によると患者の容姿等は画像処理しており、その他個人の特定・識別につながる情報の流出はないとのこと。

同院では今後、動画や画像をWebサイトに掲載する際は音声を含めて複数人でチェックを行い再発防止に努めるとのことだが、音声や動画の確認は、再生時間分だけチェックに時間がかかるため根本的な対策の難しさが窺える。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  4. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  5. サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

    サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

ランキングをもっと見る
PageTop