SNSを悪用した子どもの犯罪防止を啓発する広告配信
大阪府は2020年11月19日、SNSを活用した子どもの犯罪防止を啓発する広告配信を開始した。「Yahoo!」「Google」の検索エンジンに連動して表示される広告などを通して、大阪府域の子どもや大人に注意喚起のメッセージを届ける。
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スマートフォンなどの普及に伴い、子どもがSNSなどを利用して児童ポルノや児童買春などの犯罪に巻き込まれる事案が増加。子どもを取り巻く環境の深刻な状況に対応するため、大阪府ではSNSなどを活用した子どもの被害防止のための啓発事業を開始するとともに、「おおさかSNS子ども安心サイト」の充実と強化を図る。
SNSなどを活用した子どもの被害防止のための啓発事業では、11月19日からインターネット広告の配信を開始。SNSやインターネットの検索エンジン上で「パパ活」「ママ活」など性被害を誘発する恐れのある書き込みや検索を行う大阪府域の子どもや大人に対して、注意喚起のメッセージ広告を表示させる。
年齢に応じた広告として、「Yahoo!」と「Google」では検索エンジンで利用者が検索した際、特定の文字に関連して広告が表示されるリスティング(検索連動型)広告、「Twitter」ではSNSで利用者が検索や書き込みをした場合に表示されるSNS広告を実施。全年齢共通の広告として、「Yahoo!」では「Yahoo! Japan」や提携サイトのページで利用者の閲覧履歴により表示されるディスプレイ広告を実施する。
また、「おおさかSNS子ども安心サイト」では、「パパ活」「ママ活」でトラブルや犯罪に巻き込まれた事例と相談窓口を伝える「これってトラブル!?」、犯罪になった事例や罰則、法律や条例で禁止されていることを紹介する「パトロール強化中!」のページを新たに追加。このほか、SNSの適切な使い方をチェックするネットリテラシーテストに挑戦できる「SNSの使い方をチェック!」、SNS投稿やネット依存などを考え、トラブル回避に役立つ動画を公開する「トラブル回避!動画集」なども掲載している。
大阪府、SNS広告で子どもの犯罪防止を啓発
《奥山直美@リセマム》
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