大学病院 WannaCry 亜種感染、CT 撮影中機器が再起動 | ScanNetSecurity
2026.02.23(月)

大学病院 WannaCry 亜種感染、CT 撮影中機器が再起動

公立大学法人福島県立医科大学附属病院は12月2日、同院で発生したコンピュータウイルス感染に伴う患者への影響を調査したところ、ウイルス感染が疑われる放射線撮影装置の不具合で放射線画像の再撮影に至った事案が2件あったことが判明したと発表した。

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公立大学法人福島県立医科大学附属病院は12月2日、同院で発生したコンピュータウイルス感染に伴う患者への影響を調査したところ、ウイルス感染が疑われる放射線撮影装置の不具合で放射線画像の再撮影に至った事案が2件あったことが判明したと発表した。同院では2017年に、ランサムウエアの一種であるWannaCryの亜種に感染していた。

これは2017年8月以降に、同院の複数部署にてウイルス感染が原因と疑われる検査装置の不具合が発生していたが、厚生労働省から2020年11月に、ウイルス関連の影響で過去に医療情報が消失した事案の照会があり、改めて院内で調査したところ、当時担当部署が作成したインシデントレポート内にコンピュータウイルスが関連すると推測されるものが11件あり、うち放射線撮影装置にて再撮影に至った事案が2件判明したというもの。再撮影が発生した当時、インシデントレポートに記載されたウイルス感染事象が院内の関係部署間で適切に共有されておらず、患者への影響がなかったとの認識で公表に至っていなかったという。

再撮影に至ったのは、「胸部単純CT撮影中に管理端末が再起動し撮影画像が保存されていなかった」のと「撮影した胸部のフィルム画像を読み取る際、読み取り装置が自動で再起動し、フィルムの画像を読み取ることができなかった」計2件。

同院では、ウイルス対策ソフトのインストール等の対策を行うとともにネットワーク監視を実施する等の対応を実施し、2018年1月以降は安定した状態を保っているとのこと。

同院では再撮影した患者と家族に対し、改めて発生事案の説明と謝罪を行った。

同院では今後、関係部署間の情報共有の徹底を図り再発防止に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

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