メールアドレスの伝達ミス、コロナウイルス感染者414名分の個人情報を誤送信 | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

メールアドレスの伝達ミス、コロナウイルス感染者414名分の個人情報を誤送信

和歌山県和歌山市は1月22日、和歌山市保健所にて個人情報を含む資料の誤送信が判明したと発表した。

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和歌山県和歌山市は1月22日、和歌山市保健所にて個人情報を含む資料の誤送信が判明したと発表した。

これは1月19日午後8時19分に、和歌山市保健所において職員に会議資料をメール送信した際に、送信業務の不手際で誤ったメールアドレスに個人情報を含む資料を送信したというもの。

同日午後8時41分に、職員の携帯電話に資料送信の旨をショートメールで連絡したが、翌1月20日午前1時に職員から不着の旨の返信があり、午前9時に同市保健所にて不着時のエラーメールが届いていないことを確認、送信依頼の際のメールアドレスが誤っていたことが判明した。

誤送信した情報は、会議資料のグラフ、集計表、新型コロナウイルス感染者414名分の発表日、氏名、年齢、性別、入退院日、入院機関名、可能性のある感染経路、陽性確認日。

同市保健所では1月20日に、誤送信先に当該メールの削除と同市総務企画課への連絡依頼メールを送信、翌1月21日にも同様のメールを再送信している。

同市では今後、個人情報が記載された対象者に謝罪の電話を行うとともに、個人情報を含む重要なメール送信時の作業手順を見直し職員に周知徹底し再発防止に努めるとのこと。

ScanNetSecurityの取材に対し同市の担当者は「職員が自身の個人メールアドレス宛てに資料を送付して貰うよう依頼したが、その際に伝えたメールアドレスが1文字抜けていたため誤送信となった。誤送信先からは1月26日時点で返信は無い」と回答した。

《高杉 世界( Sekai Takasugi )》

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